築41年の2階建て木造住宅。時間があるときに、少しずつ修繕を行うつもりです。プロでもないし、仕事をしながらの作業になりますので、時間はかかりますが、少しずつ行っていきたいと思います。
(なぜ、床下に入ることにしたのか。以下の2点がありました。)
1 お風呂のステンレス製浴槽のエプロンが外れて、タイル張りの洗い場との間に大きな溝が出来ておりました。そのすき間をのぞきますが、先が良く見えません。体を洗った水は排水口を通らずに、このすき間に流れ込むような状況になっておりました。そうなると浴槽下の周辺の木が腐っていないかどうか心配になり、まずは、床下に入ってみることにしました。
2 1階の和室に入った時に、畳が凹むような感じがして、畳をめくって、板が見える状態にしました。この板の上を歩くと、板が大きく凹む場所があり、この床下も気になりました。
(点検口)
台所に床下収納があり、その蓋をめくり、収納部分を外すことで床下に入ることが出来ます。
床下をのぞいたところ、建設時の資材のゴミや床下換気口から入ったと思われる粉塵、蜘蛛の巣、等々、今のままでは、空気も悪そうなので入る気がせず、掃除機で掃除してから入ることにしました(歩くところのみですが)。そして、マスク、帽子、レインコートを身に着けて床下に入りました。
(状況)
このような古い家の床下に入るのは初めてなので、何とも言えませんが、基礎はベタ基礎だったので、木はあまり傷んでいないかと思いましたが、湿気や結露した水分が床束を伝い下部を腐食させたのか、コンクリートからの水分が原因なのかわかりませんが、床束のコンクリートに接している部分の多くが腐食していました。手で叩いて音を確認しましたが、それなりの固い音がしたので、内部が腐っているような印象はありませんでしたが、修理は必要かな、といった感じでした。
古い住宅なので、気密性は良くないだろう、と思っていましたが、それどころではありませんでした。経年による変化なのか、断熱材が反れて、完全に落ちてしまっているのもや、大きなすき間ができて、断熱の効果を果たしていないだろうといった状況になっていました。これから良い季節になるので、緊急性はないと思いますが、これらの補修も必要になってくるかなと思います。
最も気になっていたのは、お風呂場の洗い場と浴槽の隙間から流れ込んだ水はどこに流れるのか、その水の影響で周辺の木が腐ったりしていないのか、でしたが、浴槽の周辺はブロックとレンガで囲まれており、周辺に木は少なく、腐っている様子もありませんでした。床下から確認できる限りは、特に問題ないようで安心しました。
和室の板が大きく軋んだのは、根太などに原因があったのかもしれません。和室の修繕をするときに、一度板をめくろうと思っていますので、その時に根太の補修、補強を行おうと思います。
床束の下部の腐食は大なり小なりありましたが、特に、問題ないようだったので、安心して点検口から出てきました。
床下は、ただでさえ隙間が狭いのに、地震等で束が動かないようにする為だと思いますが、束と束を連結している木が多くあり、床下の空間をさらに狭くしており、本当に移動が大変でした。
以上です。